* 本アナウンスは、Cloud Native Computing Foundation が発表した CNCF and SlashData Report Finds Japan’s Cloud Native Community Reaches Nearly 1 Million Developers の参考訳です。
主なハイライト:
・CNCFとSlashDataは「State of Cloud Native Development in Japan (日本におけるクラウドネイティブ開発の現状 2026)」レポートを公開し、日本独自のクラウドネイティブ導入経路、プラットフォームエンジニアリングの成熟度、およびAIインフラストラクチャの役割の増大を強調しました。
・「State of Cloud Native Development in Japan」レポートは、2026年第1四半期時点で、日本には約95万人のクラウドネイティブ開発者がいると推定しています。
・オンプレミスインフラストラクチャが依然として優勢であるにもかかわらず、日本のクラウドネイティブ導入率は現在、世界平均をわずかに上回っています。
2026年7月29日 横浜発 – KubeCon + CloudNativeCon Japan — クラウドネイティブソフトウェア向けの持続可能なエコシステムを構築する Cloud Native Computing Foundation® (CNCF®) は本日、SlashDataと共同で作成した最新の「State of Cloud Native Development in Japan (日本におけるクラウドネイティブ開発の現状 2026)」レポートの調査結果を発表しました。この調査は、AIへの需要、日本特有のインフラ戦略、そしてソフトウェア開発全体におけるプラットフォームエンジニアリングの成熟度の高まりによって、日本のクラウドネイティブエコシステムの継続的な成長が促進されていることを強調しています。
CNCFのエグゼクティブディレクターであるジョナサン・ブライス氏は、次のように述べています。「日本では、AIモデルの斬新さから、本番環境の運用という現実に焦点が移りつつあります。このデータは、AIがクラウドネイティブ導入の推進要因となっていることを裏付けています。なぜなら、AIには大規模な推論処理を安定して実行するための可観測性とスケーラビリティが求められますが、それらを実現できるのはクラウドネイティブ インフラストラクチャスタックだからです。組織がKubernetesをAIの標準オペレーティングシステムとしてますます認識するにつれて、私たちはこれらの運用上および物理的なインフラストラクチャの課題を共に解決することに注力しています。」
レポートによると、日本の現在約95万人の開発者がクラウドネイティブを活用しており、これは国内の開発者人口の41%に相当し、世界平均の39%をわずかに上回っています。
クラウドネイティブの導入は過去2年間で大幅に増加しており、日本のソフトウェア業界全体でクラウドネイティブ技術に対する認知と利用が拡大していることを示しています。
Linux Foundation 日本代表である福安徳晃氏は、次のように述べています。「AIがモダンでオープンなインフラストラクチャへの需要を牽引する中、日本のクラウドネイティブコミュニティは新たな成長フェーズへと突入しています。組織はAIアプリケーションにとどまらず、それらを支えるプラットフォームへと目を向けており、Kubernetesのようなクラウドネイティブ技術や、AIを大規模に展開するために必要なスキルへの関心がさらに高まっています。この勢いは、日本のオープンソースコミュニティのさらなる発展を後押しするとともに、次世代のイノベーションに向けた基盤づくりにもつながっています。」
ほとんどの世界市場とは異なり、日本はオンプレミスインフラストラクチャに大きく依存し続けていますが、クラウドネイティブの成熟度は世界の他の地域と同等のクラウドネイティブ成熟度を維持しています。
・開発者の約半数(47%)がオンプレミスサーバーにデプロイしていると回答しており、ハイブリッドクラウドの導入率は16%にとどまっています。
この調査結果は、日本の組織がパブリッククラウド環境のみに依存するのではなく、既存のエンタープライズインフラストラクチャ内にクラウドネイティブ技術を組み込む傾向を示唆しています。
レポートは、日本のソフトウェア業界全体におけるプラットフォームエンジニアリングの継続的な進歩を強調しています。
・バックエンド開発者の88%が標準化されたDevOpsまたはプラットフォームエンジニアリング環境で作業しており、半年前の80%から増加しています。また、71%が少なくとも1つのクラウドネイティブ技術またはプラクティスを使用しています。
・さらに調査では、日本のAI開発者の約10万人がクラウドネイティブを活用していると推定しており、本番環境におけるAIワークロードの支援において、クラウドネイティブ技術の役割が高まっていることを改めて裏付けています。
SlashDataの主席市場調査コンサルタントであるリアム・ボルマン=ドッド氏は、次のように述べています。「日本は、クラウドネイティブの成熟に至る道筋が一つではないことを示しています。組織は、既存のインフラストラクチャへの投資とのバランスを取りながら、モダナイゼーションを成功させており、プラットフォームエンジニアリングは、基盤となるデプロイメントモデルに関係なく、より多くの開発者がクラウドネイティブ技術にアクセスできるようにしています。」
詳細については、レポート全文をダウンロードしてご確認ください。
・オリジナル版 (英語) : State of Cloud Native Development in Japan 2026
・日本語版 : 日本におけるクラウドネイティブ開発の現状 2026
Cloud Native Computing Foundationについて
クラウドネイティブコンピューティングは、組織がパブリック / プライベート / ハイブリッド / クラウドにおいて、オープンソースのソフトウェアスタックでスケーラブルなアプリケーションを構築・実行することを可能にします。Cloud Native Computing Foundation(CNCF)は、Kubernetes、Prometheus、Envoyなど、グローバルなテクノロジーインフラストラクチャの重要なコンポーネントをホストしています。CNCFは、業界のトップ開発者、エンドユーザー、ベンダーを結集させ、世界最大のオープンソース開発者カンファレンスを運営しています。世界クラウドコンピューティング企業やソフトウェア企業、200社以上の革新的なスタートアップ企業を含む約800のメンバーに支えられており非営利団体であるLinux Foundationの一部です。詳細については、www.cncf.ioをご覧ください。
SlashDataについて
SlashDataは、ソフトウェア業界で20年以上の経験を持ち、トップのテクノロジーブランドと協働しているアナリスト企業です。SlashDataは、開発者、ツール、ソフトウェアがどのように変化しているかについて業界トップクラスの調査、ベンチマーク、洞察を通じて、プラットフォームおよびエンジニアリングのリーダーがより良い製品、マーケティング、戦略の決定を下せるよう支援しています。