日本のクラウドネイティブ人材育成は、いま飛躍的な成長を遂げています。日本で初開催されたKubeCon + CloudNativeCon Japanから一年、Kubernetes認定試験の受験数は250%増加し、5つのCNCF認定をすべて取得するKubestronautも176人へと前年より179%増の急成長を遂げました。その結果、複数の認定を取得するエンジニアが増え、認定を継続的に維持・更新していくことの重要性も高まっています。
こうした流れの中で、Cloud Native Computing Foundation (CNCF) とLinux Foundation Educationは、認定をより維持しやすくするCARE (Certification Advancement & Recertification Experience) プログラムをアップデートしました。本ブログでは、CAREプログラムの最新情報と、それが認定維持や継続的なスキルアップをどのように支えるのかを紹介します。
CAREプログラムは、Kubernetes認定において、上位レベルの認定を取得・更新すると、関連する認定も自動的に更新される仕組みです。継続的なスキルアップを適切に評価しながら、複数の認定を維持するエンジニアの負担を軽減することを目的としています。
今回のCAREプログラム更新版の最大の特徴は、Certified Kubernetes Security Specialist (CKS) の取得・更新だけで、Certified Kubernetes Administrator (CKA)・Kubernetes and Cloud Native Security Associate (KCSA)・Kubernetes and Cloud Native Associate (KCNA) の3つの認定が連鎖的に自動更新されるようになったことです。Kubernetes管理からセキュリティへとスキルを発展させる自然なキャリアパスが認定制度にも反映され、継続的な学習やスキルアップがより適切に評価される仕組みへと進化しました。
更新版 CAREプログラムの3つのパス
1. KCNAパス
対象 : KCNA 取得経験者
条件 : 2026年1月1日以降にCKAまたはCKADを取得または更新する
結果 : KCNA 認定ステータスは自動的に最新の状態に更新され、有効期限も同様に更新されます。
2. KCSAパス
対象 : KCSA 取得経験者
条件 : 2026年1月1日以降にCKSを取得または更新する
結果 : KCSA 認定ステータスは自動的に最新の状態に更新され、有効期限も同様に更新されます。
3. CKAパス
対象 : CKA 取得経験者
条件 : 2026年6月18日以降にCKSを取得または更新する
結果 : CKA 認定ステータスは自動的に最新の状態に更新され、有効期限も同様に更新されます。
それぞれのパスは、エンジニアが複数の認定更新に追われる負担を大幅に軽減します。特にKubestronautを目指す、あるいは維持するエンジニアにとっては、認定管理がよりシンプルになり、更新のための時間やコストを抑えながら、より高度なスキル習得や新たな認定への挑戦に集中できるようになりました。
Kubestronauts Jacket Ceremony at Japan Community Day 2026 (Contributed by CNCJ: Cloud Native Community Japan)
今年もKubeCon + CloudNativeCon Japanの前日に開催されたCNCJが主催するJapan Community Dayで恒例の Kubestronauts Jacket Ceremony が行われました。この素晴らしいイベントを通じて、日本のエンジニアの熱量と技術向上への飽くなき情熱が改めて証明されました。新しくなったCAREプログラムが、挑戦を続けるプロフェッショナルの強力な後押しとなることを願うとともに、日本のクラウドネイティブコミュニティのさらなる発展に期待が高まります。
* KCSA以外は日本語の試験問題を選択できます。詳細は日本語版カタログをご覧ください。