新認定 Certified Open Source Developer for Enterprise (CODE) 日本語で受験可能に
Linux Foundation Japan | 2026年07月15日 (PDT)

企業で求められるオープンソース開発者の評価・育成を支援
2026年7月16日 東京発 — オープンソースを通じた大規模イノベーションを促進する非営利団体 Linux Foundation は、企業で求められるオープンソース開発者スキルを証明する新認定 Certified Open Source Developer for Enterprise (CODE) が日本語で受験可能になったことを発表しました。
企業全体でオープンソースの活用領域が拡大する中、変化する法規制への対応や、オープンソースを戦略的に活用してイノベーションを推進できる開発者への需要が高まっています。こうした背景のもと、CODE認定は、Linux Foundation、Open Source Initiative (OSI)、TODO Group、FINOSコミュニティのオープンソースおよびOpen Source Program Office (OSPO) の専門家の知見をもとに開発されました。企業におけるオープンソースのプロセス、ガバナンス、セキュリティ、部門横断でのコラボレーションに関する知識と実践的な理解を備えていることを証明します。これにより、企業はオープンソースを効果的に管理・活用するために必要な知識とスキルを持つ人材を適切に評価し、組織全体でオープンソースを活用・推進する体制の強化につなげることができます。
TODO Group共同創設者でありCloud Native Computing Foundation (CNCF) CTOであるChris Aniszczyk氏は、次のように述べています。
「オープンソースは世界中で活用され、今日の企業活動を支える重要な基盤となっています。しかし、その複雑さに対応するには、技術力だけでは十分ではありません。開発者には、オープンソースをビジネス戦略へ円滑に組み込むために、ライセンス、コンプライアンス、セキュリティに関する理解が求められます。CODE認定は、こうした重要なスキルを備えていることを証明し、企業がオープンソースをより効果的に活用できるよう支援します。」
Linux Foundation 日本代表である福安徳晃氏は、次のように述べています。
「国内でもこの1〜2年で、OSPOを設置しオープンソースをビジネス戦略の核として推進する企業が増えてきました。こうした変化に対応し、CODE認定は、技術者にとっては企業で求められるオープンソース開発の専門性を証明し、企業にとっては人材育成・スキル評価の基準を提供する新しい認定です。LinuxやKubernetesなどの技術認定に、CODE認定が加わることで、技術スキルと運用管理スキルの双方を包括的に網羅できるようになります。日本語での提供を通じてオープンソース人材の育成をさらに後押ししていきたいと考えています。」
キャリアの可能性を広げる ― 企業で求められるオープンソーススキルを証明
ソフトウェアエンジニア、DevSecOps専門職、テクニカルプロジェクトマネージャーなどの職種を問わず、さらに、経験豊富な開発者がスキルセットの最新化を図る場合でも、CODE認定は新たなキャリアの機会を切り拓く鍵となります。企業のオープンソースイノベーションを推進する能力があることを証明することで、以下のような新たな可能性への扉が開かれます。
・ レガシーシステムからオープンソース / クラウドネイティブ分野へのキャリア転換
・ (組込みソフトウェア開発など) 従来の技術にモダンでセキュアな開発手法を取り入れ、SDVなどの新領域へキャリアを拡大
・ サイバーセキュリティ分野でのキャリアパスに向けた第一歩
・ テクノロジーを軸としたビジネスリーダーシップへのキャリアアップ
企業としてCODE認定を導入する理由
企業全体でオープンソースの活用領域が拡大する中、コードを書くだけではなく、企業のポリシーやセキュリティフレームワークを理解し、部門横断で効果的に連携できるオープンソース開発者が求められています。開発者がCODE認定を取得することで、企業は次のようなメリットを得ることができます。
・ チーム全体で、オープンソースガバナンスおよびセキュリティに関するベストプラクティスの実践を促進
・ 法務・コンプライアンス上の障壁を回避し、オープンソース導入時の負担を軽減
・ オープンソースを長期的な事業戦略に組み込める人材を育成
CODE認定の出題範囲
多肢選択式試験です。以下の対象領域とコンピテンシーを評価します。
・ オープンソース ソフトウェア開発の基礎 24%
・ オープンソースのライセンスと使用ガイドライン 14%
・ オープンソース ソフトウェアの利用 28%
・ オープンソースへのコントリビューション 22%
・ オープンソース管理運用 12%
CODE認定合格に向けた推奨学習コンテンツ
以下の教材に加え、経験に応じた学習と実践を重ねることで、合格に向けた準備を効率的に進めることができます。各コース修了後にはデジタルバッジを取得できます。
すぐに始められる無料コース
・ Open Source Licensing Basics for Software Developers (LFC191)
・ Introduction to Open Source License Compliance Management (LFC193)
・ Implementing Open Source License Compliance Management (LFC194)
・ A Beginner’s Guide to Open Source Software Development (LFD102)
次のステップ - 中級レベルの学習コース
・ Open Source Development Practices (LFC205)
・ Open Source Compliance Programs (LFC206)
・ Collaborating Effectively with Open Source Projects (LFC207)
合格をより確実にするための最終準備コース
・ Open Source Essentials for Developers (LFD221)
詳細は、Learning path to CODE をご覧ください。
CODE認定は、THRIVE-ONE年間サブスクリプション (上記すべてのコースを受講可能) または Open Source Essentials for Developers (LFD221) とのバンドルでも購入できます。
CODE認定の位置づけと活用
ITインフラストラクチャ、クラウドコンピューティング、DevOps、セキュリティに関する技術的な専門知識を証明する認定としてLFCS-JP、CKA-JP、CKAD-JP、CKS-JPなどが広く活用されています。CODEは、これらの技術スキルに加え、エンタープライズ環境におけるオープンソースの活用に必要な知識とスキルを証明する認定です。
・ Linux Foundation認定システム管理者 (LFCS-JP)
・ 認定Kubernetes管理者 (CKA-JP)
・ 認定Kubernetesアプリケーション開発者 (CKAD-JP)
・ 認定Kubernetesセキュリティスペシャリスト (CKS-JP)
Linux Foundation について
Linux Foundationは、オープンソースソフトウェア、オープンハードウェア、オープンスタンダード、オープンデータに関するコラボレーションのための世界有数の拠点です。Linux Foundationのプロジェクトは、Linux、Kubernetes、Model Context Protocol (MCP)、OpenChain、OpenSearch、OpenSSF、OpenStack、PyTorch、Ray、RISC-V、SPDX、Zephyrなど、世界のインフラストラクチャにとって重要なものです。Linux Foundationは、ベストプラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、ソリューション プロバイダーのニーズに対応し、オープンコラボレーションの持続可能なモデルを構築することに重点を置いています。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。
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